補聴器購入の前にチェック「初めての補聴器」

初めての補聴器

初めて補聴器を装用される方へのアドバイス

補聴器を装用する前に正しい知識を得ることは大切です

期待と不安でいっぱい

初めての補聴器

補聴器は決して安い物ではありません。
それ故に期待は膨らみます。
また、知り合いや知人などから聞く間違った知識(正しい説明を受けずに購入された方)雑音が煩くて適わない 、ピーピーと鳴り止まないなどです。
どうして、聞こえないのか、 補聴器を付けるとなぜきこえるのか、雑音とは何か、等を正しく説明を受けていれば悩む事ではありません。 人により耳の形状や聴力は違います。
全ての方が満足とは言えませんが、少しでも現状より良い聞こえが実現出来る様同じ知識を持ち一緒に取り組み事が大事だと考えます。

ちょっとお待ちください!

補聴器は価格帯から見てしまうと、完全に若いころの様に聞こえる道具と考える方も多いと思います。 しかし、現状ではあくまでも、衰えた聴覚を補う為の物なので、補聴器にあまり過度な期待をしないことです。
お医者さんにて感応性難聴、老人性難聴などと診断され補聴器が必要と言われてしまったらもう病気や怪我では無く、 病気や怪我であれば、お医者さんと一緒に治療や投薬にて頑張らなければなりませんが、細胞の衰えと思ったほうがよいでしょう。 そういうわけではないので、耳今度は補聴器との上手な付き合いを始めなければなりません。
に対して正しい知識をしっかりと持つことが失敗しない為にも大切です。
最近は補聴器メーカーも半年に一度の間隔で新製品を出してきています。
少しずつですが、自然に近い音になりつつあるように思えます。
行きつけのお店にて最新の補聴器の試聴を体験してみるのも、補聴器との距離を縮める良い機会かと思います。

補聴器を購入する際のお店選びのポイント

補聴器は購入して終わりではありません

補聴器

補聴器を初めて購入されようと考えた時に、まず、どこで売っているの?と云う問題にあたります。 厳密にお答えすると、専門店、眼鏡店(補聴器取扱い有)、病院、医院などがありますが、補聴器は、購入して終わりというものではありません。
購入してからが、長いお付き合いの始まりとなります。 それというのも補聴器は特性上、湿気や、水分、埃などが入り易く補聴器の性能に密接な影響を与えます。

シーメンス補聴器


この影響を少しでも無くす為にメンテナンス(お掃除、水抜き)が必要になります。この作業をしないと、今日より明日、明日より明々後日という感じで性能が下がってしまいます。
これを回避する為にも長くても1ヶ月に一度(夏場時)のメンテナンスを受けられるお近くのお店をお勧めします。
たとえ、お近くであっても、メンテナンスを無料で行ってくれるかの確認はしたいですね。
特にメンテナンスでは真空乾燥と呼ばれる物が最重要となります。補聴器の外側を布やテッシュでふき取る事はメンテナンスとは違うことです。結論として、近くにあるお店で、真空乾燥機があり、何時でもいける、無料メンテナンスを行っているお店が一番、ということです。

補聴器は購入後のメンテナンス、調整が最も重要です

補聴器メンテナンス

基本的に補聴器のメンテナンスや音の調整は、購入されたお店が責任を持って行います。
また、定期的な(補聴器調整用)の聴力測定なども行っています。聴力に変動があれば、現聴力に合わせた調整などをおこないます。一般的には購入されたお店ならば無料で行っているはずですが、一応購入前に確認しておくと安心ですね。

結果、特別な事情が無い限り他店にて購入をされた補聴器は基本的にはメンテナンス、調整は受けられないと思われたほうが良いと思います。
当店は準会員制度があるので、他店で購入された補聴器もメンテナンスを受ける事ができます。(詳しくは店頭にて)

前項に挙げた様に補聴器は電気製品を購入するのとは全く違い、購入後のメンテナンス、調整が最重要となりますので、値引き額や付属品などの条件で判断してしまうと、後で高い物につく場合もある事を知っておかれたほうが良いと思います。

補聴器の修理対応の善し悪し

補聴器の修理は取扱いメーカーであれば、どこでも、受け付けていると思います。
修理期間は時期にもよりますが、1週間~10日位かかります。
修理に入る前に見積もりを取る事によって費用がどの位、掛かるかが分かります。
この時に大事な事が修理をしている間は聞こえない状態が続きます。それでは大変困ります。
修理中の代替機を貸し出してくれるか?は大きなポイントになります。
これも、修理と代替機だけ他店で、とはなかなかいかないので、修理時の対応も購入前に確認が必要ですね。

修理対応時の注意点

修理の回数がやたらと多いなどの話をよく耳にします。 例えば、断音や弱音といった症状でお店に行っても「メーカーへ修理依頼をします。」などの対応があると聞きます。
故障といってもお店の中で対応出来るものもあります。
お店にて正しい知識をもっていればメーカーに修理依頼をしてよけいな費用を掛けずに済むケースもあります。
メーカーに修理依頼をすると、技術料の名目で費用を請求される場合がある為、割高になります。
経験と知識のあるお店であれば、その場で断音や弱音の原因を究明し補聴器をお預かりせずにお帰り頂く事もあります。又、ハウリング(補聴器より音が漏れる音)にも対応出来るかも大事なポイントです。

補聴器調整は環境に合わせた調整が大切

補聴器調整とは補聴器を装用される方の聴力に応じて生活環境に合わせた聞こえになるよう調整する事です。ほとんどの場合はファーストフィットと いってコンピュータが自動で設定する音でお渡ししているケースが多い様ですが、補聴器の経験や、使用される場所、音の環境や特殊条件等を加味して行うことが大切になります。当店においては調整後も経過観察を続け、最適な調整を目指しています。

補聴器調整、修理対応時の注意点

同じお店でもスタッフが3人居れば、3人共に同じお客様の主訴を聞き調整内容が違うといわれています。すぐにメーカーを呼んでしまうお店では少し信頼が置けない感じがします。